ライ・クーダー
もっと目立てばよいのに,性格が地味なんでしょうか?ストーンズが今の地位にあるのもこの人との出会いが合ったからだと決め付けるのは乱暴でしょうか?白人ギタリストとしては神と呼ばれるお方よりも間違いなくテクニシャン、フレージングもナチュラルで心に染みます。ただ必要が無いので必死にリフを弾くことはしない、だから印象に薄い。残念。私が良く聴くアルバムは「チキン・スキン・ミュージック」。英語のチキン・スキンって日本で云うところの「鳥肌が立つ」の鳥肌と同じ用法と解釈してよろしいいんでしょうか?だとしたら、それとは裏腹で心地よい音楽が満載のこのアルバムにはいつも癒されています。あと、ゲスト参加しているマリア・マルダーの「オールド・タイム・レディー」の一発目の音!完全にやられます。「ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ」をプロデュースしてくれた事にも大感謝。目立って欲しいとは思いながらも万人受けするコマーシャルなミュージシャンにもなって欲しくない。でも喰っていかなければ・・・。丁度よいところでバランスを取りながら好きな音楽だけをやっている、そんな才能が彼には有るのかもしれませんね。