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テーマ:キリシタン(4919)
カテゴリ:キリシタン
【会津のキリシタン】 前回の左側の院号が彫られた墓石の側面には、「明治39年」と彫られています。但し、「三十」は「廿」縦の線が3本の文字です。そして明治39年は1906年です。明治「政府」は宗門人別制度を破棄し、キリスト教を解禁しているのですが、しかし、実際にはこうした墓石が残っていることも事実です。にもかかわらず、こうしたことは歴史の教科書にはまったく記されていません。 今の教科書がどうなっているかは確かめていませんが、中学の歴史の教科書で、アメリカの独立戦争よりも前にフランス革命が記されている教科書がありました。歴史は時の流れです。そして、過去が現在に影響を与え、現在が未来を作り上げていきます。そして、この事実は否定することの出来ない現実の時の流れです。ですから、歴史を考える時には常に、「時間とは何か」ということを考えなければなりません。 学生時代に歴史学の教授から、「『時間』とは何だと思いますか?」という質問が出されました。しかし、ほとんど意見は出てきませんでしたが、最後に小生が指名されたので、「自己の中にある意識の変化を追認識することだと思っています。つまり、客観的な時間は存在しません。」と答えました。今でも、小生はそう考えています。 アメリカの独立戦争のあと、フランスがあの「自由の女神(The Stutue of Liberty)」をアメリカに寄贈したことは、世界史の中で重要な意味を持っています。あの時はまだ、フランスでは近代市民革命であったフランス革命はは起きていません。しかし、アメリカの独立にフランスの思想家の影響があったことは事実です。にもかかわらず、何故フランスがアメリカにあの像を寄贈したのか。それを考えなければ、現在のフランスを考えることも難しいだろうと思います。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2013.03.28 07:28:09
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