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テーマ:信濃の風景(234)
カテゴリ:キリシタン
【信濃の風景】 これは保科郷の高いところから長野市中心部方向を撮った写真です。遠くに見える川は千曲川と犀川ですが、合流地点は右側の山の尾根が邪魔になって見えません。ここから、千曲川沿いに下ると、木島平や飯山市があり、そこからまた千曲川沿いに下ると栄村に行くことが出来ます。 今日は、先日手に入れた鈴木牧之・宮栄二校注『秋山紀行・夜職草』(平凡社・東洋文庫186)の「秋山紀行」の部分を読みふけってしまいました。鈴木牧之『北越雪譜』に出てくる「黒駒太子」が描かれている掛け軸の写真が載っている本です。データのバックアップをし始めたら、時間がかかりそうだったので、本を入れてきたザックから引きずり出して読み始めたら、これを読むことが主眼になり、こんな時刻になってしまいました。 興味深いことが記されています。そうした興味深いことが意味しているに、著者は気が付いていなかったようです。あの『北越雪譜』に記されている秋山郷は、栄村と新潟県に跨った山の中にあります。学生時代、JR飯山線の戸狩駅までは何回も行ったことがあるのですが、そこから先には行ったことがありません。東京分室から行くよりも、会津から新潟経由で行った方が早そうなので、少し調べておこうと思っています。 そして、気になっているのは、「黒駒太子」だけではありません。何故、亡くなられたがいると、何故あの「黒駒太子」の掛け軸をかざすようになったのかが非常に気になって仕方がありません。実は、この善光寺平から木島平までの一帯にもキリシタンの痕跡が残っていて、ここでご紹介したことがありました。念仏系の宗旨のお寺に、地蔵菩薩石像があったり、観音菩薩像が祀られているお堂があったりします。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2013.04.01 18:44:39
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