|
テーマ:信濃の風景(234)
カテゴリ:キリシタン
【信濃の風景】 この3枚の写真は、伊那谷北部の山間部にある村々で撮った写真です。ここも旧高遠藩領内です。保科家が高遠藩主だった時の高遠藩領の南端は、現在は駒ヶ根市になっています。そして北端は松本平の南西部です。ですから、領内の面積は大きいのですが、伊那谷には戦後に開拓されたところがかなりあるので、現在の風景とはかなり異なっていただろうと、あるお寺のご住職がおっしゃっていました。 それでも、こうした谷間の村々は、多少の変化はあっても、古い時代の面影が残っているのだろうと思っています。これは伊那谷だけではありません。千曲川流域も風景が大きく変わってしまいました。小諸市や東御市や上田市一帯は、河岸段丘のかなり高いところまで住宅地が点々と広がっています。小生が高校生の頃に高いところから見た風景とはかなり異なっています。 明後日から出掛けるところは、旧高遠藩領内でも山間部や山の高いところにある村々です。ネット上で色々なことを調べたのですが、最近は動画も見ることが出来るので非常に興味深いです。検索する時のキーワードの設定次第では、かなり詳しく記されているサイトも見付けることが出来ます。 こうして、伊那谷や松本平を訪ねてみて判ったことは、旧高遠藩領内全域が古い時代にキリシタンになっていたということです。おそらく伝承は残っているだろうと思うのですが、深く潜っています。村々で地元の方とお話ししているとそれを痛切に感じてきました。そして、旧高遠藩領内ではない伊那谷の南部にもキリシタンの痕跡が残っています。以前に、伊那谷のとあるお寺の関係者の方から、「この辺りにはキリシタンのものがたくさんのこっているのがとても不思議なのです」とお伺いしました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2013.04.05 08:58:41
コメント(0) | コメントを書く |