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テーマ:会津の風景(427)
カテゴリ:キリシタン
【会津の風景】 前回、千木をご紹介しましたが、その時に会津に守屋神社が2社あると記しました。これはそのうちの1社です。棟に千木と堅魚木(かつおぎ)が付けられているのをお判り位頂けるかと思います。3枚目の画像は2枚目の写真をトリミングしたものです。 <会津 守屋神社>で検索すると、両方の神社がヒットします。この2社はそれほど離れていませんし、会津若松市街地からそれほど離れたところにあるわけではないので、関心のある方は是非、お出かけになられてみて下さい。伊那市高遠町で生まれ育った方で、守屋神社をご存じない方はいらっしゃらないだろうと思います。そして高遠の守屋神社にも、これとは少し形が異なっていますが、よく似た千木が3つ、棟に付けられています。 一般に、神社の棟に付けられている千木は2つです。棟の両端に付けられています。この守屋神社も、保科正之公と共に山形最上経由で入って来た神社であろうかと思われます。ただ、この会津の守屋神社の千木も、高遠の守屋神社の千木も、一般的な千木とは少し形が異なっています。一般的な神社の千木は板状の木で作られています。 高遠の守屋神社は、穴山梅雪の家臣であった守屋一族が建てたものであろうと考えられます。JR中央本線穴山駅のすぐ目の前に能見城趾という城跡がありますが、その一番高いところに「守屋氏発祥の地」という石碑が建てられています。そして、武田家の家臣だった家々が、保科家の重臣になっているケースも、『会津藩家世実紀』から確認できます。高遠城趾から、藤沢川沿いに国道を上がっていくと杖突峠に出ますが、杖突峠を越えると、北杜市までそれほど時間はかかりません。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2013.04.07 07:56:51
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