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テーマ:会津の風景(427)
カテゴリ:キリシタン
【会津の風景】 前掲の3枚の写真も、猪苗代の亀ヶ城で撮った写真ですが、この2枚も亀ヶ城で撮った写真です。この城は、磐梯山から張り出している鶴峯という尾根の先端部分に築かれた城です。この城が最初に築かれたのがいつであるかに関してては、確実な史料はありません。猪苗代氏という土豪が築いたのであろうと思われますが、その時代を特定できるだけの文書も資料も残っていません。 ただ、蒲生氏郷が会津へ移封された時には既に、城の原形はあったと考えられます。そして、亀ヶ城の内堀の跡も外堀の跡も残っているのですが、それらはすべて、城の北側と東側と南側だけです。上の写真は本丸の西側の土手です。人工的に土盛りしたわけではなく、自然の地形をそのまま利用したのであろうと思われます。 そして、現在も残っている石垣は、江戸時代になってから築かれたのかもしれません。石組みが、古い時代の形式を保っていません。そうした意味では、非常に興味深い石垣です。また、城ではありましたが、天守閣などはありませんでした。亀ヶ城址に建てられている見取図には、中央に御座の間、その北側に塩蔵、北西に兵器庫、そして南西に茶室が描かれているだけです。 この鶴ヶ城は、猪苗代に住んでいた時には毎日見ていました。春の桜は綺麗です。夏の暑い季節でも、このお城に上がると涼しい西風が吹いています。そして、北側の土手に生えている木々の葉が落ちている季節には、土津神社方向がよく見えます。最近は判りませんが、小生が住んでいた頃は、桜が満開になるのは五月の連休か連休明けでした。今年は連休には、満開になるかもしれません。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2013.04.09 15:11:18
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