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テーマ:会津の風景(427)
カテゴリ:キリシタン
【会津の風景】 これは去年の10月13日に、猪苗代湖を一周した時に国道49号線から少し北側に入った道から撮った写真です。この磐梯山は、会津盆地からも見えますが、雄国連峰の裾からは蔭になってみることが出来ません。ただし、雄国沼まで上がれば磐梯山が見えます。 この磐梯山は信仰の対象になっています。石祠に磐梯大明神と彫られていて、それをお詣りする時は磐梯山の方向を見ることになるところがあります。ただ、この磐梯山信仰には、不思議なことがあります。 会津では有名な阿弥陀堂があるのですが、亡くなられた方の髪の毛や爪を納めた木製五輪塔を奉納する習慣があります。その阿弥陀堂の調査報告書には、古い時代の年号が悪戯書きされていたので、蒲生氏郷の時代に建てられたものではなく、もっと古い時代に建てられていたと記されていました。 そして、あの場所が一杯になると、魂は磐梯山へ行き、磐梯山が一杯になると吾妻山系の岳へ行くという民間信仰があったそうです。伝承が残っていました。そして、火成岩と思われる赤い石を「磐梯山の石」と読んでいるケースがありますが、その石は磐梯山系から切り出されたものではなく、会津盆地の東側にある背炙り山系で見られる石です。その場所は、ここでも写真をご紹介したことがありました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2013.04.09 17:31:54
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