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テーマ:キリシタン(4919)
カテゴリ:キリシタン
【会津の山村】 午後、早い時刻に東京分室に付いたのですが、データをコピーしていたらかなり疲れてしまって、さっきまで休息していました。山王峠にも雪はありませんでしたし、西那須野・塩原インターからは良いお天気の中を走ってきました。 2007年6月11日、いくら何でももう雪は残っていないだろうと思って、所長ととある村があったあとへ出掛けました。鬱蒼とした茂った自然林の中を走り、両側が切り立ったところを抜けると、急に開けたところに出ました。この開けたところに村があったという記録が『新編会津風土記』に載っていたので、是非一度訪ねてみたいと思っていました。しかし、奥で工事をしているのか、ダンプカーが通るだけで、あとはもう誰も上がってきていないようで、道路の両側は草が生い茂っていました。田圃や畑の跡が残っていないかと期待していたのですが、無理でした。 それで、諦めていたら、ある時に出版社に用事があって出掛けたら、ある本が目についたのでそれを手にとってパラパラとめくってみたら、なんと、この村に関することが書かれていました。しかも、著者は歴史学的な視点から書かれてはおらず、むしろ民俗学的な視点から書いていらっしゃり、写真も多数載っている本なので、アッと言う間に読み通してしまったことを憶えています。 写真は、確実な証拠です。雪のない季節だけここへ上がってきて、農業をしていた家があったようで、「出作り小屋」という建物の写真も載っています。そして、村に伝わっている伝説や伝承なども、そのまま載せていらっしゃいます。そして、それを読み終わって、「やはりそうだったのか」と思わされたことがいくつかありました。幕府や藩が書き残した史料以外の資料からの方が、事実を明らかにしてくれることがあります。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2014.01.26 18:24:41
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