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テーマ:キリシタン(4919)
カテゴリ:キリシタン
【会津の「子安観音」像】 今からもう10年以上前のことですが、あるところへ出掛ける途中で、この村にも何かあるはずだとある村の中を車で走ったらお堂がありました。そのお堂の中にあった「子安観音」像ですが、この写真は2009年に撮った写真です。 このお堂には他に、焼けただれた地蔵菩薩像がありますが、必ずしもこのお堂が一度火災に遭っているとは断定できません。応仁の乱で焼け焦げた仏像が、江戸時代になって地方に流れたそうです。そして、こうした典型的な「子安観音」像が残っているのですから、その可能性は低くないだろうと思っています。 会津の近世史を考えるための、基本的な史料は『新編会津風土記』だと小生は考えています。特に、『新編会津風土記』に記されている寺社に関する記事は、寛文期の寺社改めの時に、寺社から提出された文書がそのまま記されています。『新編会津風土記』の編纂者がその内容を疑義をもって加筆された個所は、ごく僅かしかありません。 そして、それをデータベース化するだけでもかなりのことが見えてきますが、そのデータベースに『文禄三年蒲生家高目録』や『寛文風土記』や『会津鑑』のデータを追加していくと、村の成立年代を推測することも出来ます。そして、このデータベースで気になるところを訪ねると、必ず何か残っています。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2014.01.27 08:57:23
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