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テーマ:キリシタン(4919)
カテゴリ:キリシタン
【会津の三十三観音】 これは、会津のとあるお寺とそこから少し離れたところにあるお寺の間の路に並べられていた三十三観音石仏農地の4体です。2007年2月1日に出掛けて、写真を撮ってきましたが、33体のうち、25体しか見付けることが出来ませんでした。 この一帯で圃場整備が行われた時に、移設されてしまったものがあるようですが、最初にここの三十三観音のことを知ったのは、とある本を読んでのことでした。そして、その二つのお寺も訪ねたことがありましたので、非常に不思議に思えました。それぞれ宗旨が異なっていて、どちらも観音菩薩とは縁のない宗旨です。にもかかわらず、この二つのお寺を結んでいる道の脇に、こうした三十三観音が並べられていたということは、これらが観音菩薩ではないとしか考えられないくらい不思議なことです。 そして、この25体の観音菩薩石仏の写真を見ながら考えられることは、キリシタンだけでした。というのも、この三十三観音の中の、いくつかは五島列島にある平板な石を組み合わせた石祠のようなものと同じように祀られているからでもあります。 この近くにお住まいの方は、よくご存じであろうかと思いますが、日本では各省庁が縦割りの所為か、こうした歴史の遺物がどんどん消えていきます。『新編会津風土記』に記載のあるトロイデ型の火山(小さな丘にしか見えなかったようです)も、ダイナマイトで破壊されてしまいました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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