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テーマ:キリシタン(4919)
カテゴリ:キリシタン
【伊那高遠の守屋神社】 伊那高遠にある守屋神社の拝殿の屋根を撮った写真です。この守屋神社は、伊那市高遠町中心部から杖突峠に向かっていくと、片倉という村がありますが、そこからまた少し走っていくと左側にあります。普通車ならば3台くらいは止められるスペースがあります。一の鳥居をくぐって緩い傾斜の参道を上がっていくと、拝殿の手前に階段があります。それほど段差のある階段ではありませんが、その階段のところからでも、この屋根を見ることが出来ます。 この写真を撮ったのは2011年8月11日でしたが、実はこの年の2月にここを訪ねていたのですが、その時にはこの千木にまったく気が付いていませんでした。東京分室へ戻って、写真を分類していて気が付きました。それで、8月に伊那谷を訪ねた時に、この千木の写真を撮るためにここに寄ってから、東京分室に戻りました。 神社に千木があっても不思議ではないのですが、一般的な神社の千木と、この千木とは形がまったく異なります。しかもこの守屋神社の屋根には堅魚木がありません。この拝殿の屋根は最近になって吹き替えられたようですから、それまでにもあったのと同じ千木がこうして取り付けられたのであろうと思われます。そして、ここは間違いなく、保科家が高遠藩主だった時には高遠藩領だったところです。 そして、旧高遠藩領内には同じような千木が屋根にある祠があって、中には幼児を抱いた地蔵菩薩像が祀られているところがあります。ここでも、少し詳しくご紹介したことがありました。もうしばらく以前のことですが、とあるお寺の関係者の方が、「この辺りにはキリシタンのものが沢山残っているのですが、不思議なことです」とおっしゃっていました。伊那谷では、京極高知が高遠で洗礼を受けていることはあまり知られていないようです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2014.01.28 17:44:12
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