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テーマ:キリシタン(4919)
カテゴリ:キリシタン
【会津のとある神社】 これは会津のとある村にある神社です。この神社の屋根にも千木があることに気が付いたのは2009年7月6日でした。その時には、向かって左側の千木だけが残っていたのですが、この写真を撮った2013年6月12日には、屋根が新しく葺き替えられていて、千木が両側に付けられていました。 つまり、この千木が棟の両側に付けられていたこと、そして、古くからこうした千木が付けられていたことをこの神社の氏子の方々がご存じだったということになります。しかし、それだけでは、この千木の意味を知っていらっしゃったかどうかは判りません。 ただ、非常に気になるのは、この神社も小生が「キリシタン方位角」と呼んでいる方向を向いているということです。キリシタンの時代には、ある地点からある地点への方向を正確に知ることは出来ませんでした。その地点の緯度は判るのですが、正確な時計のない時代ですから、経度を知ることが出来ません。ですから、ポルトラーノ法という方法で、かなりおおざっぱに方向を決めていました。 そのおおざっぱさを受容して考えると、この神社をお参りする方は、エルサレムを向いてお参りすると考えていた可能性が十分にあると小生は考えていますし、この「キリシタン方位角」を向いているお堂や祠やお寺が会津にはかなりあります。また、神社がこの向きに建てられているケースも少なくありません。しかし、神社がキリシタンになったわけではなく、キリシタンが神道に隠れたと考えた方がいいと小生は思っています。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2014.01.28 20:59:45
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