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テーマ:キリシタン(4919)
カテゴリ:キリシタン
【会津のとある神社とお寺】 これはとある村にあるお寺の入口に建てられている「優婆大明神」の屋根の上を撮った写真と、そのお寺に祀られていた「子安観音」像を撮った写真です。向かって左側の千木は外れていました。この一帯は、江戸時代には会津藩領でも天領南山御蔵入でもありませんでしたが、地理的にも文化的にも、会津でした。藩と藩の間に「ベルリンの壁」はありません。村はずれの橋を渡ったら会津藩というところもあります。ただ、最近はもう会津の訛りはかなり消えてしまっています。 そして、この一帯にも「子安観音」像が何体も残っているのですが、こうした鞠のようなモノが奉納されているケースは少なくありません。しかも、こうした「子安観音」像を簡単に見られるようになっています。この写真は去年の6月にこの一帯を巡ったときに撮った写真ですが、あの時は行く先々で不思議なモノに出会うことが出来ました。 この一帯は、非常に興味深いことがあります。そのことに関して書かれている本もありますが、この一帯の方々はそのことをよくご存じです。2003年頃に、あるところでこの地元の方がそれをお話ししているのが聞こえてしまいました。江戸時代のことに関する伝承がしっかり残っているようです。 この一帯をじっくり巡るには、丸一日あっても難しいかもしれません。「子安観音」像がそこら中に残っています。そして、この一帯と接している会津藩領だった地域にも、『新編会津風土記』に記されていない観音堂が建てられていて、「子安観音」像が祀られています。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2014.01.29 07:58:09
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