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テーマ:キリシタン(4919)
カテゴリ:キリシタン
【会津のとある村の「子安観音」像】 これは会津のとある村にある不動堂に祀られた不動明王像の蔭にあった「子安観音」像です。ある方がこれに気が付かれて、一緒に出掛けてきました。岩のような台座を含めた一木造りです。グーグルマップに「子安観音堂」と記されていたのはこれのことかもしれません。 この村も気になることがまだあるので、春になって雪が解けたらまた出掛けたいと思っています。今年は西暦1月31日が旧正月ですから、だんだん雪も少なくなるだろうと期待しています。それにしても、会津には本当に数多くの「子安観音」像が残っています。 勿論、こうした「子安観音」像はすべてキリシタンのものです。仏像では有り得ません。『儀軌』に載っていないということはそうしたことを意味していますし、「子安観音」像の起源に関しても既に明らかになっています。聖母マリアをこうした像に隠したことは、マテオ・リッチを考えれば明らかなことです。 そして、会津で宗門人別制度が施行された後も、キリシタンが隠れていたからこそこうした「子安観音」像が現在まで残っていることは間違いありません。因みに、『会津藩家世実紀』に露顕したキリシタンが処刑された記録がありますが、あの5人が殺されていないことは、『会津キリシタン研究II』で明らかにしました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2014.01.29 11:08:04
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