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テーマ:キリシタン(4919)
カテゴリ:キリシタン
【クルス山】 前述した大阪府茨木市千提寺のクルス山にある平坦な部分です。幅はそれほど広くありませんが、奥行きはかなりあります。生えている樹木はそれぞれ一列に並んでいますから、植林されたものであろうと思われます。この部分が自然に出来たとは考えにくいので、一枚だけ写真を撮っておきました。 今こうしてこの写真を見直しても、ここに何か建物があったのではと思えて仕方がありません。というのはこの千提寺という村とその近くの村から『マリア十五玄義図』という絵が出てきているからです。古い建物の梁の上に箱に入れられて置かれていたそうです。実物は見ることが出来ませんでしたが、写真は見てくることが出来ました。<マリア十五玄義図>で検索すると写真を見ることが出来ると思います。 但し、それらしい史料は残っていません。そして、会津にも同じような場所があります。そこは自然に出来た平坦な場所であろうと思われますが、その周辺に遺されているモノから考えると、そこに何か建物が建てられていた可能性が高いと思えます。しかし、『新編会津風土記』に記されていないからこそ気になります。猪苗代にある「天主の宮」に関しては、史料はまったく沈黙していますが、建物の礎石が現在も残っています。 あの猪苗代の天主の宮に関しては猪苗代町史歴史篇に詳しく載っていますし、古い写真も掲載されています。しかも、あの場所は江戸時代には猪苗代の亀ヶ城の外堀の内側でした。外堀は以前は流れていましたが、最近はどうなっているか確認できていません。何しろ、日本に五ヶ所しかなかったセミナリオがあったところです。城内にお御堂が建てられていても何の不思議もありません。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2014.01.30 16:59:08
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