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テーマ:キリシタン(4919)
カテゴリ:キリシタン
【会津の不思議な千木】 これは去年の4月に撮った写真です。そしてあの後すぐにここでご紹介したと記憶しています。この千木は屋根に七つ並べられています。小生はこの「七」という数が非常に気になっていますが、これは観音堂の屋根にあります。この屋根は、小生が見た範囲では最近になって吹き替えられていますが、それ以前にあった千木を復元しているように思えます。 旧高遠藩領内には、守屋神社の拝殿の屋根や「子安地蔵」石像が祀られている祠の屋根にラテン十字を組み合わせた千木がありますが、この観音堂の千木はΧ(キー)十字を組み合わせてあります。こうした千木は、かつては広い範囲で観音堂の屋根にあったと書かれている本を読んだことがあります。列車の窓からよく見えたとも書かれていますが、会津や高遠以外でも見られるもののようです。 勿論、この千木は本来の神社建築の千木とは形態がかなり異なっています。会津にはそうした千木を神社の屋根に見ることが出来ます。因みに、土津神社の弊殿の屋根には本来の千木があります。ただ、この千木がある観音堂が、鶴ヶ城からそれほど離れていないところにあるのが気になって仕方がありませんでした。この観音堂が建てられているところから鶴ヶ城跡まで、信号待ちがなければ5分程度で行くことが出来ます。もしかしたら、この屋根に上がったら、落葉樹の葉が落ちている季節であれば、鶴ヶ城の天守閣が見えるかもしれません。 会津はそうしたところにまで、こうした不思議な千木が取り付けられている観音堂があります。しかも、これはとあるお寺の境内に建てられているのですが、村の中の道路から山門を上がっていくと、この観音堂がほぼ正面に建てられています。お寺の建物は、その手前の左側に建てられていますが、寺院建築の建物ではありません。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2014.02.02 20:22:03
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