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テーマ:キリシタン(4919)
カテゴリ:キリシタン
【会津の薬師堂】 これはあのとあるむらの辻に建てられている薬師堂に祀られている像です。この村には曹洞宗のお寺があって、境内には観音堂が建てられていて、中に「子安観音」像が祀られています。そして、『文禄三年蒲生家高目録』にこの村の名前が出ています。 これだけで、この像は薬師如来像ではないと考えられます。勿論、見た目は薬師如来像ですが、マテオ・リッチが中国から送り込んだ磁器製の聖母マリア像も観音菩薩像に見えます。また、この像は大きな岩の台座の上に祀られています。 この像に最初に出会ったのは、もうかなり以前のことでした。そして同じ時に、村の方が観音堂へ連れて行って下さいました。その時に曹洞宗のお寺の境内に建てられている観音堂に、「子安観音」像が祀られているのに出会いました。禅宗のお寺に観音堂が建てられていること自体が不思議なことなのですが、そこに「子安観音」像が祀られているのを知って、典型的な会津のキリシタンの歴史を見た想いがしました。 今日はもう少ししたら車に荷物を積み込んで、会津へ帰ります。外は氷点下ですが、雪はもうほとんど残っていません。東北道もチェーン着装になっていないので、少し安心しています。会津若松市街地では、ほとんど雪は降っていないようです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2014.02.06 07:08:57
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