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テーマ:日本の未来(224)
カテゴリ:日本の未来
【大都会の論理】 江戸幕府の初代大目付兼宗門改役・井上筑後守政重の下屋敷=「切支丹屋敷」があった付近で撮った写真です。東京は、原発がどのように危険であるかを知っていながら、地方にそのリスクをすべて押し付けました。福島だけではありません。東京が原発ゼロを発進させれば、地方から順次、原発が消えていきます。 原発は津波で壊れたのではなく、地震で壊れました。そこに津波が襲ってきたのですが、緊急時の発電装置を地下に保管していたので使うことが出来ませんでした。あの事故以後、同じことをしていた原発や企業は慌てて、非常用発電器を高いところに移動したかもしれません。しかし、地震で原発が壊れていたのですから、原発本体を移動しなければならないのですが、それは不可能なので防潮堤を造ろうとしています。 ですから、巨大な地震が起きれば、同じことが起きる可能性は高いようです。「よかったよ、地方に造っておいて」とお考えになった方もいらっしゃるかもしれませんが、それはあまりに理不尽です。地震で原発が壊れず、非常用電源を高いところで保管していれば、福島県の浜通りの復旧復興はもっともっと進んでいたはずです。 そして、東京オリンピックとパラリンピック、確かに素晴らしいことですが、福島県では復旧復興工事の入札が、入札不調になっています。福島県内のテレビのニュースでは流れているのですが、東京分室では見たことがありません。建設資材が高騰し、労働力が東京に流れていれば、地元の企業は予定額以下で入札しようがありません。最近特に、すべての政策が大都会の論理で押し進められているように思えてなりません。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2014.02.10 09:34:33
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