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テーマ:歴史研究(36)
カテゴリ:キリシタン
【松本城趾】 上から3枚の写真は2011年6月1日に撮った写真です。4枚目は2007年8月29日に撮った写真です。上の3枚と4枚目のは別のカメラで撮っていますが、この松本城でも石垣が気になりました。4枚目の写真では、はっきりしないかもしれませんが、石垣下部が少し「孕んで」います。専門家が書かれた本では、この「孕み」が進むと石垣の強度が落ちるとされています。 原因は、この石垣も上に建物がないからですが、これからこの上に塀などを造ったら「孕み」が消えるとは限らないそうです。そして勿論、石垣を積み直すことは不可能であろうと思われます。鶴ヶ城の天守台は穴太衆が積んだ野面積みの石垣ですが、あの石垣でさえ、上に建てられている天守閣の重みがかかっていないので、北側の石垣が少し孕んでいます。 二本松市の霞ヶ城の正面にある大石垣は、上に塀が建てられているせいか、目で確認できるような孕みはありませんでした。しかし、山の高いところにある石垣の中には、多少「孕んで」いるように見えるところがありました。歴史的建造物を保存することは本当に難しいと思わされていてます。 上の3枚の写真、ひとが写っていませんが、誰もいなかったわけではありません。誰も写らないように、一瞬のシャッターチャンスを待ち続けて撮った写真です。比較的混んでいる時でも、シャッター・チャンスは意外と早くやってきます。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2014.02.10 16:04:58
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