|
テーマ:キリシタン(4919)
カテゴリ:キリシタン
【二本松のとあるお寺にて II】 前述の「三十三観音」石仏があるお寺にあったものです。「廿三夜」と彫られた石塔、「笠守稲荷」と書かれた扁額が掲げられた祠に祀られている不思議な像、そしてかなり風化した2基の五輪塔。 これらを見て、「単なる神仏混淆だろ?」と言われてしまいそうですが、真ん中の写真の「笠守稲荷」に関しては、2012年5月26日にここでご紹介しています。そして、五輪塔はかなり風化が進んでいますが、御夫妻の墓石として建てられたか、あるいは親子の墓として建てられたものかもしれません。 2012年5月26日にご紹介した時にも書きましたが、この二本松一帯は、蒲生氏郷の時代には、町の左近・新三郎父子の領地でした。石高は三万八千石になっています(『天正十九年蒲生家家臣帳』)。そして、この町野家に関しては、非常に興味深いことがありますが、いつか固有名詞を表記できるようになったら、少し論じてみたいと思っています。 所長がコピーしに行ってくれました。いないと邪魔されなくていいのですが、呼び鈴を鳴らして、「コーヒー」と言うだけで、コーヒーが運ばれてこないのが不便です。しかし、二本松とその周辺には、かなり不思議なものが残っています。歌舞伎の題材になっている安達ヶ原の鬼婆伝承が残っているのも二本松市で、殉教者の記念碑と思われる石碑が建てられているところのすぐ近くです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2014.02.12 15:28:42
コメント(0) | コメントを書く |