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テーマ:キリシタン(4919)
カテゴリ:キリシタン
【宗門人別制度の形態】 以前にもここでご説明させていただいていますが、お読みになれなかった方もいらっしゃるかと思いますので、もう一度記させて下さい。宗門人別制度とはどのようなものであったかということです。 寺院Bの檀家からBさんという女性が、寺院Aの檀家のAさんに嫁ぐ時の例でご説明すると、まずBさんもしくはBさんの家の方がそのことを檀那寺の寺院Bに申し出ます。そうすると寺院BではBさんの送籍状を寺院Aに送ります。そして、それを受け取った寺院AではBさんの名前を宗門人別帳に書き込みます。そして、寺院Bに送籍状の受領書を送ります。それを受け取った寺院Bは寺院Bの宗門人別帳からBさんの名前を抹消しますが、黒塗りするわけではなく、Aさんに嫁いだことを書き込みします。 この事務手続きですが、現在では当該市町村がまったく同じことをと行っています。それが戸籍です。役所の戸籍課の方にも確認しました。そして、この宗門人別帳はお寺が保管していました。各藩では藩に、天領では代官所に届けられるのは、檀家の人数の総計だけです。ただ、この中に転切支丹類族がいると、転切支丹類族の人数は別に総計が記されます。勿論これは明治初期以降の戸籍制度では行われていません。ただ、最近は戸籍がデジタルデータになっているところが増えましたから、このデジタルデータは自動的に国のバックアップ・サーバーに送られています。 この部分が非常に怖いです。国のバックアップ・サーバーにアクセス出来たら、日本人全員の戸籍を見ることが出来ます。特別な回線を使っているようですが、インターネットを経由していれば、超優秀な人物がいつか、ガードを突破するだろうと思います。彼らは、バックアップ・サーバーに足跡を残しません。アメリカのペンタゴンのホストコンピューターにアクセスして、中を書き換えた犯人はいまだに捕まってないようです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2014.02.13 08:50:41
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