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テーマ:キリシタン(4919)
カテゴリ:キリシタン
【会津のサイノカミ】 これはまた別の村のサイノカミです。これも火を着けたところは見ることが出来ませんでした。この辺りでも、かなり以前からこうしたサイノカミが作られ、火を着けるマツリが行われていたのであろうと思われます。勿論、作るのは村の男性で、この高さのサイノカミだと、立ち上げるのは相当大変だろうと思います。 このサイノカミの習慣は、日本のかなり広範囲で行われていますし、信州では野沢温泉が有名ですが、野沢温泉村では「どんど焼き」と呼ばれています。ただ、気になるのは、野沢温泉スキー場の尾根の北東は栄村で、栄村には秋山郷があります。秋山郷には葬儀の不思議な習慣が残っていました。仏教のものとも、神道のものとも思えません。 野沢温泉村には、雪のない時に行ったのは一度だけで、あとはすべて雪が積もっている時でした。ですから、あの一帯も一度巡ってみたいと思っています。また、山梨県のある村には、サイノカミが行われるところに、球形道祖神や六地蔵が祀られていて、その六地蔵の上部には三日月が彫られています。地元の方がそれをご紹介下さった時には、非常に驚きました。 「左儀長焼候儀可為停止旨被仰出」と『会津藩家世実紀』にあるのが非常に気になっていたのですが、「やはりそういうことか」と思わされました。「被仰出」というのは、藩主がそう命令しているということです。藩主が主語の時は、その主語は省略されています。この時の会津藩主は保科正経です。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2014.02.13 15:05:34
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