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テーマ:キリシタン(4919)
カテゴリ:キリシタン
【厳冬期の会津の山村】 2008年2月16日に、前述したとある方のところを訪ねました。もっと早く行きたかったのですが、1月は大変だろうと思って2月半ばに出掛けましたが、それでもこれだけ雪がありました。この辺りでは、しかし、これが普通なのかもしれません。おそらく、1月と2月は、気温は昼間もずっと氷点下かもしれません。今冬は、会津若松市街地でも、最高気温が氷点下という日がありました。 この村は何回も訪ねています。そして、行くたびに気になっていたことが解決されてきました。一番、悩んでいたのは、火縄銃を下に向けて発砲出来るかという疑問です。火縄銃の銃弾は球形ですが、その直径は銃身の口径よりも小さくなければなリません。銃口から細い棒を入れてつついているのは銃弾を押し込んでいるのではなく、黒色火薬を突き固めるためです。そして、突き固めてから銃弾を転がし入れます。もし、銃弾の直径が銃身の口径よりも大きいと、確実に銃が暴発してしまいます。 「紙を入れるんだ」とあの方が教えて下さって、小生の大きな疑問が消えました。「紙は売っているが、新聞紙で代用していた。高いからな。」ともお話しして下さいました。そうすれば、沢にいる熊を斜面の高いところから撃てます。奥様と二人で、南東も獲ったとおっしゃっていたので、「熊を一頭仕留めると、どれくらいの金額になったのですか?」とお伺いしたら、少しお考えになって「一年では喰い切れねかったな」とおっしゃっていました。「いつもカミサンとふたりだけで出掛けたんだ。そうすれば、全部が自分たちのものになる」ともおっしゃっていました。 この村はやはり、マタギの村ではありませんでした。おそらく、江戸時代に木地師の村があったところに、戦後になって移住されてきた家々で成立した村であろうと考えられます。それで、墓地に残っている江戸時代の墓石を理解することが出来ました。この江戸時代の墓石に中にも、転切支丹類族の墓石があります。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2014.02.14 10:26:20
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