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テーマ:キリシタン(4919)
カテゴリ:キリシタン
【会津の「子安観音」像】 これは2008年7月4日に、会津のとある大寺を訪ねた時に、出会った「子安観音」像です。この「子安観音」像は、会津の他の「子安観音」像に比べると、かなり精密に彫られています。ただあし、研磨しているわけではないであろうと思われます。 このお寺は真言宗のお寺なのですが、『新編会津風土記』には、このお寺の境内に本山派の修験の院があると記されています。真言宗のお寺の境内に、何故、本山派(天台宗系)の修験の院があったのか、かなり不思議なことだと思わざるを得ませえん。 そしてこの「子安観音」像があるお寺の境内に、「己待供養塔」と彫られた石塔が残っていました。この「己待供養塔」の「己待」も会津に残っている伝承からすると、「己侍」であろうと思われまから、この村にも帰農した武士の家々があったと考えられます。そして、この村は『文禄三年蒲生家高目録』では、蒲生氏郷の直轄地になっています。 また、このお寺がある村の周辺にある村々には、不思議な伝承が残っているお寺があるので、その不思議な伝承を解明するために、『新編会津風土記』をもう一度解析してみたいと思っています。『新編会津風土記』に記されて内容は、寛文期に行われた寺社改めの時に寺社から提出された文書が、そのまま載せられていると、『新編会津風土記』自身の凡例に記されています。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2014.02.15 10:52:00
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