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テーマ:キリシタン(4919)
カテゴリ:キリシタン
【会津の青面金剛石仏と「子安観音」石像】 この2枚の写真は去年の5月16日に撮った写真ですが、この青面金剛石仏や「子安観音」石像に最初に出会ったのは1998年でした。その時に、この「子安観音」石像がある墓域の家の方とお会いして、お話をお伺いすることが出来ました。なにしろ、如意輪観音のように見えますが乳房が彫られていますから、「子安観音」石像であることは間違いありません。 お話をお伺いして、この石像があるところに画されていたことを知りました。この写真だと、そのお話が確かなものであることを理解出来ます。そして、そもそのこのお寺は曹洞宗のお寺ですから、観音菩薩が祀られることさえ不思議なことです。そうした意味では、上の写真の青面金剛石仏も同じです。 やはりキリシタンが庚申の中に何かを隠したのであろうと思われます。そう考えると、旧高遠藩領内に無数に残っている庚申の年に建てられた「庚申」碑にも同じことが言えるであろうと考えられます。旧高遠藩領内の広範囲から、保科正之公によって農民が武士に取り立てられて会津に入って来ているのですから、そう考えざるを得ないと思われます。 会津では、ある時期からキリシタンが隠れるようになったと、残されているものから考えられます。これに気が付かされたのは、会津のとあるところに残っている卵形墓石に彫られた文字列に気が付いたときでした。そして、その一帯に残っている不思議なモノを考えると、宝暦年間であろうかと考えられます。時の流れの中で、何らかの出来事があったのであろうと思われます。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2014.02.16 08:22:26
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