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テーマ:キリシタン(4919)
カテゴリ:キリシタン
【旧高遠藩領内の不思議な「庚申」碑】 これは2009年10月21日に、旧高遠藩領内のとある村で撮った写真です。大きな石碑ですが、彫りはすごく浅いものでした。そして何よりも、裏面に「弘化三申」「天二月日」と彫られているのが不思議でなりません。弘化三年は丙午です。前年の弘化二年は乙巳になりますし、翌年の弘化四年は丁未になりますから、「申」と彫られているのが実に不思議です。 そして、「天」が年号の下でなく、次の行に彫られています。「庚申」碑の意味がケルト十字だと知っていたので、ここに「申」と入れたのかもしれません。今冬はこのあたりも雪がだいぶ積もっているようですが、冬期間にこの一帯を訪ねても、雪はまったくありませんでした。ですから、二月にこうした石碑を建立することは難しいことではなかったのであろうと思われます。 このあたりには、2009年頃にはまだ観音講が続けられている村がありました。山道の突き当たり付近で、その付近の村のご婦人3人にお会いし、いろいろとお話をお伺いすることが出来ました。そして、この村の手前の入り口に、非常に興味深いものがありました。 この辺りは標高の高いところなので、この写真を撮った時には既に、紅葉は終わり始めていました。そして、沢沿いの村なので、墓地は山の斜面にあるようで見つけることが出来ませんでした。過疎化高齢化が進んでいるようです。路を歩いている村の方もいらっしゃいまっせんでした。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2014.02.22 17:25:01
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