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テーマ:キリシタン(4919)
カテゴリ:キリシタン
【会津の宝篋印塔】 東京分室に着いて、会津で集めたデータを東京分室のパソコンにコピーしながら、こうした宝篋印塔が数多く残っている村に関する本を読み返していました。民俗学的な視点から書かれているのですが、それと同時に、写真が掲載されているので、それに目が引かれます。もう何回か眼を通したのですが、『新編会津風土記』などの史料を完璧なまでに補完してくれます。 そして、キリシタンに関することには、まったく触れていらっしゃらないのですが、明らかにキリシタンのものだと思えるモノが写真に写っているのですが、それに関する記述はありませんでした。こうした本に時々出会ってきました。歴史に関する本ではないのですが、会津の一般民衆の歴史をかなり明らかにしてくれますし、そうした本に載っているモノの写真を撮りに出掛けたこともありました。 この2枚は、とある村の墓地にあった宝篋印塔を撮った写真ですが、全体としてはかなり変形した宝篋印塔です。しかし、笠の部分は本来の宝篋印塔にかなり近いと小生は考えています。そして、この宝篋印塔も今は深い雪に完璧に埋もれているだろうと思いますが、春になって雪が解け始めた頃、丸い穴の中にこの宝篋印塔が立っているのを上から見ると、笠の部分が十字に見えます。 近くに高いところがあると、こうした宝篋印塔を真上から撮ることがよくありました。その一ヶ所は、下伊那郡にあるとあるお寺の墓地でした。その時に撮った写真もここでご紹介したことがあります。また、墓地に笠の部分だけが残っているところでも、笠を上から写真に撮ってきたことがありました。あれも、ここでご紹介しています。雪国では、こうした宝篋印塔や墓石は雪に埋もれますが、地熱が石に伝わって周囲の雪が解けて、雪解けが始まると円筒形の穴の中に建っているように見えます。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2014.02.26 18:19:56
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