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テーマ:日本の未来(224)
カテゴリ:日本の未来
【日本の未来】 朝餌が遅かったのと、テレビの国会中継を見ていたのとで、ここに戻ってくるのが遅くなりました。それにしても、平気でカタカナ語が使われるので、驚きました。「センシティビティ」ですか。確かに訳せませんが、しかし訳すのが大変だからそのままカタカナ語を使われているのか、それとも正確に訳したら裏が見えてしまうからなのか、どちらなのでしょうか。 最近の若い方々の言葉を使えば「空気」と訳すと判りやすいかもしれませんが、それではご高齢の方々は意味がまったくお判りにならないかもしれません。そして、「訳せない」ということは、それに合った日本語がないということでもあります。「感性」と訳したら、議論が停止してしまうからかもしれませんが、悪く言うと「あの一言で国民を煙に巻こうとしているのか?」と言いたくなります。 TPP、これもアメリカ式に省略した言い方が為されています。"TP"は「環太平洋」ですが、最後の"P"は時々「連携」と訳されています。こうした国際的な用語の訳語は、最初に訳した省庁のものが使われるという慣例があると、ある方からお伺いしたことがありました。ですから、日本語では異なっているのに、言語は同じというケースが少なくなったようですが、アメリカ式の略し方をしたら、もっと判り難くなってしまいます。 日本では、江戸時代後期に非常に優秀な方々が昌平黌で翻訳をされ、漢字で新しい熟語を作りました。最近は、そうした方々が少なくなったので、多くの言葉がカタカナ語になり、あげくの果てには和製英語と言われるカタカナ語が氾濫しています。古い時代の日本の農政から、現在の農政までの推移をご存じないと、TPPがある業種関連の企業の為だけのものになりかねませんが、意味の判らないカタカナ語が使われると、テレビを消してしまわれる方が多くなるかもしれません。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2014.02.27 10:17:02
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