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テーマ:キリシタン(4919)
カテゴリ:キリシタン
【信州の「庚申塔」碑】 地名が気になっていたので、かなり以前から訪ねてみたいと思っていた、信州のとある一帯を2009年に訪ねた時に撮った写真です。とある村の道路脇に「庚申塔」と彫られた石碑が3基ほど建てられていました。そして、これらの「庚申塔」碑も庚申の年に建てられた石碑でした。 ここは伊那谷からはかなり離れたところです。ただ、この辺りも学生時代には何回も電車で通過したことがあった地域で、冬には雪が多いところです。おそらく、現在はこれらの石碑は、頭がやっと出ているかもしれないと思えるくらいは雪深いところです。大雪の時は、平屋の軒くらいまで雪が積もります。 こうした庚申の年に「庚申」碑を建てる習慣は、伊那谷だけでなく、信州の広い範囲に分布しているようです。また、この一帯にも、乳児を抱いた「子安観音」石像がありましたし、神社にも不思議なモノがありました。 信州は新潟から信濃川沿いを遡行しても、行くことが出来ます。この辺りへいくには、雪のある時期は豪雪地帯を通らなければなりませんが、雪がない季節は昼間晴れていてもそれほど暑くはありませんし、大きな峠を越える個所もありません。そして、新潟県にもキリシタンのはっきりとした痕跡が残っています。若狭湾から北前船に乗って北上すれば、新潟です。そして、東に進めば会津ですが、信濃川沿いに南西方向に進めば、信州へ入ることが出来ます。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2014.03.01 20:05:03
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