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テーマ:キリシタン(4919)
カテゴリ:キリシタン
【会津の聖徳太子像】 2003年3月14日に、聖徳太子像があると、とある本に書かれていたお寺があった村を訪ねました。お寺の建物は残っていませんでしたが、聖徳太子像や不動明王像などが祀られている建物が残っていました。丁度、村の方がそこにいらっしゃったので、許可を頂戴してそうした像の写真を撮ってきました。 それから、この村の墓地を訪ねたのですが、そこで不思議な墓誌に出会いました。それによると初代の方は慶長六年(1601)にこの村に「土着」しているのですが、二代目の方が亡くなられたのは元禄八年(1695)で、そこから昭和十二年に亡くなられた十代目の方の奥様のところまでは、法名が彫られていないで、すべて姓名が彫られています。 この村のお寺は、この時には既にこの村から少し離れたところに移転してしまっているので、ご住職にお会いすることが出来ませんでしたから、お話をお伺いすることもできませんでした。こうした墓誌なども、写真を提示することが出来れば、はっきりとそれを示すことが出来ますし、そこに彫られている文字列を本文に書き加えれば、より正確にご説明することが出来るのですが、それをしないと決めていますのでそれが残念ですが仕方がありません。 聖徳太子は「仏」ではありません。聖徳太子は妻帯していました。「仏教の守護者」であったとされて、仏教では崇敬の対象になっています。しかし、この建物の中では、この聖徳太子像は中央に祀られていました。こうした不思議なことは、会津には他にもあって、『新編会津風土記』に記されているのですが、本尊が聖徳太子というお寺もあります。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2014.03.03 21:08:56
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