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テーマ:キリシタン(4919)
カテゴリ:キリシタン
【会津の「秋葉山」碑】 これは会津のとあるところに建てられている「秋葉山」と彫られた石碑です。この写真を撮ったのは、去年の9月9日でした。そして、この「秋葉山」碑がここに建てられていることを知って、「やはり、そういうことか」と思わされました。と同時に、この周辺に残っているモノの写真をもう一度見返して、様々なことを確認させられました。 会津のキリシタン史には、やはり保科正之公が深く関わっているようです。特に、『会津藩家世実紀』に記されている不思議な記録の現場を訪ねると、様々なモノに出会うのですが、それらが史料=文字資料には書き残されていない部分を明らかにしてくれます。特に、藩が編纂した史料には、隠されていることが多数あります。 しかし、様々な場所を巡っていくと、そうした史料には載っていないモノに出会うことによって、様々なことが明らかになってきました。新約学は2000年前のことを研究する学問ですが、キリシタン研究はたかだか数百年前から数十年前までの期間しか経っていません。歴史を明らかにするモノが、多数残っています。 こうした残されたモノと残されている史料から、その間にある齟齬をも含めて考えていくと、伝承を検証することが可能になってきます。あるいは、村々に残っている習慣などの中に、決定的なキリシタンの痕跡が残っているケースもありますし、それがキリシタンの習慣であることを補完してくれるモノを見付けたこともありました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2014.03.07 07:53:23
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