会津キリシタン研究所

【会津の「弁才天」石仏】

　前述の「秋葉山」碑と同じ日に撮った写真です。ここへ連れて行っていただいたのは、二度目でした。この場所の記憶がはっきりしておらず、所長と二人で探しに行ってもたどり着けなかったので、もういちど連れて行って頂きました。

　この「弁才天」石仏は、とある路沿いに祀られているのですが、最近はもう、ここを歩かれる方はいらっしゃらないようで、入口にはかなり草が生えていて、そこを見付けるのに連れて行って下さった方も苦労されていました。

　そして、やっと見付けた入口の部分の写真を、小生も写真に撮ってきました。この弁才天が祀られているところには、他にも石造物があるのですが、この石仏のところへ行くための路を下っていくと、どこへ出るのかも確認してきましたが、江戸時代には現在とはかなり風景が異なっていたであろうと思われます。

　それだけではありません。もしかすると、この「弁財天」石仏は近年になって移設されているかもしれません。この一帯の地形を考え、そして残されているモノを考えると、もっと別のところにあったように思えて仕方がありませんが、地元の方の中には、その場所をご存じの方がまだいらっしゃるだろうと思っています。