|
カテゴリ:キリシタン
【会津の「青面金剛」石仏】 前述の「弁才天」石仏と同じところに祀られていた「青面金剛」石仏です。これも、同じところに祀られていますから、お寺とは関わりなく彫られ、祀られたのであろうと考えられます。ここで何回も記してきましたが、お寺と檀家の繋がりは、死に関わるイニシエーション、つまり葬式と法事だけでした。 最近はお寺で講話会などが開かれたり、本堂で禅を組む行事が行われたりしていますが、そのお寺の宗旨の教えを解説するようなことも含めて、宗門人別制度下では禁止されていました。そして、小生が目を通した範囲では、『会津藩家世実紀』にはそうした集まりをして、お寺が破却されたり、僧侶が追放された記録を見付けることは出来ませんでした。 正に、宗門人別制度は「葬式仏教にさせられてしまった」ということになります。そして、これも何回か記してきましたが、宗門人別制度上の事務手続きの実態は、キリスト教の教会制度のコピーです。小生も教会に仕えていたときには、そうした事務手続きを何回も行っています。 そして、宗門人別制度によって一般民衆を幕府や藩が管理して来たのですが、明治期になって作られた戸籍制度でも、宗門人別制度上で行われていたことが戸籍制度として、現在も継続されています。ただし、お寺がするのではなく、市役所や町村役場がそれを行っていて、最近は重要なデータのほぼという観点から、戸籍が電磁記録になっているものに関しては、国が全国の2ヶ所で保存しています。こうした作業は、私たちが寝ている時間帯に行われていると教えていただきました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2014.03.07 09:59:58
コメント(0) | コメントを書く |