会津キリシタン研究所

【会津の不思議な「子安地蔵」像】

　会津のとある村に白山神社があるのですが、そこに祀られていた「子安地蔵」像です。これも岩のような台座の上に祀られています。そして、光輪に不思議なものが付けられていますが、「子安地蔵」像と言われているものの光輪にこうした不思議なものが付けられているケースは、他にもここでご紹介したことがありました。

　そして、この村で生まれ育った方に、この村の墓地を案内していただいたのですが、「ヨ」の下に「大」を書く「霊」の異体字が彫られた墓石や、墓石の前面に彫られた文字列の最後に「位」と彫られたものがありました。今もそれをその時に撮った写真で確認しました。

　非常に興味深い村ですが、気になることがいくつもあります。それらをきちんと解明するには、まだまだ時間がかかりそうですが、キーボードを叩けなくなるまでには、何とか解明したいと思っています。ある意味では、こうした不思議なことを解明するために、キリシタンの研究を続けてきたつもりでいますから、潜っているかもしれない伝承を何とか知り得る方法はないかを模索しています。

　外は雪が降ったり止んだりしています。既に、トイレの窓は凍り付いています。午後５時には、外気温は氷点下になっていました。所長は相変わらず元気ですが、厚着をしているかもしれません。小生は、ただただ、パソコンの前で、データと写真を見て、歴史と格闘を続けています。