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テーマ:キリシタン(4919)
カテゴリ:キリシタン
【会津の不思議な「子安地蔵」像】 前述の「子安地蔵」像の気になる部分を撮った写真です。地蔵菩薩が子供を抱いていますが、地蔵菩薩も菩薩ですから、子供を産むことも、産ませることもありません。菩薩は、男でも女でもありません。これをある方にメールで伝えたら、フェミニズムと勘違いされて大変に困ったことがありました。 菩薩は性を超克した存在です。ですから、「観音菩薩」に乳房があったら、それは「仏(ブツ)ではない」ことになります。日本では、多くの方々が、観音菩薩は女性だと思っていらっしゃるようですが、観音菩薩は菩薩ですから、子供を産むことはありませんし、授乳することもありません。つまり、「子安観音」はあり得ないのですが、何故かそうした像が会津には何体も残っています。 勿論、聖書はフェミニズムを認めません。男性は男性ですし、女性は女性です。そして、姓を超克するという考え方もありません。創世記で、神が男と女を創ったということはそれを意味していますが、禁欲という考え方から、ローマ・カトリック教会では一定の位階以上の聖職者は妻帯しません。正確に言うと、「一定の位階以上の聖職者は妻帯できない」と言う方が正しいかもしれません。 そして下の写真に写っている光輪に貼り付けられたものを皆さんは何だとお考えになられるでしょうか。葉がありますから、宝珠ではなさそうです。しかし、これと同じものが、大黒天の俵に彫られているケースが多々あります。ネット上にある写真で確認しましたが、埼玉県川越市にある喜多院にある大黒天が乗っている俵にも、同じようなものがあるのを肉眼でも確認してきました。(金網が張られていて、写真を撮ったのですが、はっきりと写すことは出来ませんでした。) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2014.03.07 20:23:07
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