会津キリシタン研究所

【磐梯山遠望】

　磐梯山の東側の山並みにレークラインという観光道路があります。土湯峠からレークラインに入る途中に、大倉川という川があって、橋が架かっているのですが、その橋のたもとにある公園から磐梯山を撮った写真です。この写真もほとんど色調を調整していません。

　遠くに写っているのが磐梯山です。この大倉川へも何回行ったかわかりません。ただ、吾妻山系に大雨が降った時に、ここにある橋が流されてしまい、走ってきた車がそれに気が付かず、川の中に落ちてしまったことがありました。近代的な橋脚でしたから、橋が落ちるなどとは思ってもいませんでした。

　大雨で川が氾濫すると、「想定外」ということが使われることがありますが、自然とはそうしたものなのであろうと思います。「大倉川の橋が落ちた」と聞いて、この橋をよく知っていた小生には、すぐには信じられませんでした。３年前の３月１１日、地震の揺れが止まってすぐにテレビを付けたのですが、ビニールハウスが水に飲み込まれてくる影像が映し出され、何が起きているのか、俄には判りませんでした。

　これからも、あのような災害は起きるであろうと思われますし、それを前提にして、「想定外」を減らしていかなければならないだろうと思います。地震がいつ起きるか判りません。崖崩れや雪崩は、信じられないようなところでも起きてしまいます。ですから、限られた予算の中でも、出来る限りの想定をして、ひとの命が守られることを願っています。