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テーマ:日本の未来(224)
カテゴリ:日本の未来
【2011年の秋】 前回の写真を撮ったところから少し下流の只見川です。只見川は発電用のダムが連続していて、川の水が流れているのを見ることが出来るところはごく一部だと聞いたことがありました。それが、洪水の後、すべての発電所が発電出来なくなって、ダムで水を堰き止めなくなっています。 只見川のダムが建設されたのは戦後のことです。目的は、戦後の復興に電気が必要だったので、只見川だけでなく、阿賀川や阿賀野川でもダムが作られて、発電が行われました。ところが、ここで発電された電気は関東地方や東北地方の都市部に送られただけで、地元では電気を仕えなかったそうです。「よく、ランプを磨かせられた」とおっしゃっていた方は、小生とそうお年の変わらない方です。 小生は阿佐ヶ谷で生まれて、阿佐ヶ谷で育ちましたから、家にはランプはありませんでした。ですから、只見川流域にあれだけダムが並んでいるのに、流域の村々に電気が通じていなかったことを知って、非常に悲しくなりました。どうも、日本は都会の論理で動いているようです。原発事故で多くの方々が避難を余儀なくされ、中には、どう考えても帰還不能であろうと思えるところもあります。 懲りない方々が、原発再稼動を当然のことのようにおっしゃっていますが、懲りるも懲りないも、被災地の現状をほとんどご存じないのであろうとしか思えません。東北電力も電気料金が少し上がりました。ディスプレイをLEDにしておいて正解でした。あとは、今年の夏にどれだけエアコンを着けないでいられるかだと思っています。電気代を節約して、ガソリン代と高速料金を捻出して、関東地方を徘徊してみたいと思っています。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2014.03.11 18:33:44
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