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テーマ:キリシタン(4919)
カテゴリ:キリシタン
【伊那高遠のとある観音堂】 もうしばらく以前からこのお堂が気になっていたのですが、2012年9月18日に訪ねてみました。伊那高遠にお住まいの方は、この観音堂がどこの観音堂かお判りになられるだろうと思います。国道とは川を挟んで反対側にあるので、川の手前に車を止めて、ここまで歩いていきました。 そして振り返ると、この村のお寺がはっきりと見えました。つまり、このお堂はお寺とは離れたところに建てられているということです。それだけではありません。この村のお寺は日蓮宗のお寺です。ですから、「やはりそういうことか」と考えざるを得ませんでした。 日蓮宗のお寺が観音菩薩を祀ることは考えられません。ただでさえ、日蓮宗のお寺には本尊はありませんので、観音堂があること自体が、非常に不思議なことです。このお堂が観音堂であることは、正面の高いところに「観世音」と彫られた扁額が掲げられていることからも判ります。 そして、ここは間違いなく伊那高遠です。飯田城主が京極高知であった時には既に、伊那谷のキリシタンの拠点だったところです。そして、この村には、会津藩の重臣と同じ姓のお宅が何軒もあります。勿論、保科正之公が高遠藩主になる前には、保科正光の重臣だった家です。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2014.03.17 14:56:03
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