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テーマ:キリシタン(4919)
カテゴリ:キリシタン
【伊那高遠のとあるお寺】 前述の観音堂から車を止めたところへ戻る途中で、村のお寺を撮った写真です。旧高遠藩領内でも珍しい茅葺き屋根のお寺です。また、お気付きになられた方もいらっしゃるだろうと思いますが、会津の民家と比べると、この村の民家の屋根の傾斜はかなり緩いです。それでいて、屋根に雪止めが付いています。 今冬は大分雪が降ったようですが、小生は1月や2月に訪ねたことがありますが、雪が屋根に積もっているのを見たことがありません。伊那高遠の方にお話をお伺いした範囲では、会津と比べたら「ほとんど降らない」と言う方が正しいかもしれません。 このお寺は間違いなく日蓮宗のお寺です。日蓮宗は「南無妙法蓮華経」と唱えることによって、法華経の御利益を受けることが出来るというのが中心的な教えです。ですから、観音菩薩や地蔵菩薩、あるいは薬師如来などを祀ることはしません。お寺のところにある墓地も歩いてきましたが、そうした仏像は一体もありませんでした。 こうしたことを考えると、お寺が建てられていた村に、前述の観音堂が建てられたのではなく、観音堂が建てられていた村に、宗門人別制度が施行された時にお寺が建てられたとしか考えられません。会津にもよくあるケースです。そもそも、古い時代に、村の中にお寺が建てられるということ自体、実に考えにくいことです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2014.03.17 15:23:17
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