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テーマ:キリシタン(4919)
カテゴリ:キリシタン
【旧高遠藩領内の不思議な石碑と石仏】 この上の写真の「南無阿弥陀佛」碑は、昨日ここでご紹介した「南無阿彌陀佛」碑と揮毫者が同じです。そして、これらの石碑や石仏が並べられているところは、お寺の山門の手前の参道脇です。つまり、お寺の境内ではないということになります。 「南無阿弥陀仏」「庚申」「青面金剛石仏」、このお寺は、この三つとは結びつきを持っているとは思えない宗旨のお寺です。この写真は2010年7月19日に撮ったのですが、庚申のマツリが、本来の形式で行われたものではないことは、少しずつ見えてきていました。 そして最近になって、「庚申」に関する民俗学的な研究書を見直していて、不思議な「青面金剛」像の写真があることに気が付きました。しかし、著者の方はまったくそれに触れられていません。これは、歴史学に関しても言えることですが、日本史の先生方はキリスト教の内容をあまりご存じないらしく、お気付きになられないのであろうと思います。 宗門人別制度がキリスト教の教会制度のコピーであることは、小生達からすれば、すぐに気が付くことなのですが、教会の牧師か役員会の書記の方でなければお気付きにはならないかもしれません。小生は、圭室文雄『葬式と檀家』を読んで、愕然としました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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