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テーマ:キリシタン(4919)
カテゴリ:キリシタン
【民俗学的視点から】 写真は、伊那市高遠町のとある村にある神社から降りてくるときに撮ったものです。この村と関係があるわけではないのですが、『高遠町誌 下巻』を読んでいたら、高遠には蜂の子を食べる習慣があるようです。小生は子供の頃から、蜂の子を食べていました。アシナガバチの巣を採ってきて、中にいる白い蜂の子を出して、フライパンでから煎りするか、細かい網の上に載せて火であぶり、香ばしい臭いが漂ってきたらお皿に載せて、醤油を数滴たらして食べます。 会津に越してきた当初は、そうした習慣が会津にあると思っていなかったのですが、一人の中学生が「裏に蜂の巣がある」と言ったら、別の中学生が「喰うべ」と言い出したことがありました。それで、建物の裏にあった鉢の巣を棒で叩き落としてきたのですが、「喰うべ」といいだした中学生は、フライパンで蜂の子をから煎りしていました。 蜂の子は非常に美味なのですが、日本橋高島屋の地下で蜂の子の缶詰を売っていたのを見たのですが、高級品でした。小さな缶詰が数千円していました。それで、会津で色々な方に蜂の子を食べるかどうかお伺いしたのですが、「うめぇべ」とおっしゃる方と「そったらもん、喰えねぇべ」とおっしゃる方がいました。 データの数が少ないので、正確には判りませんが、食べるか食べないかは、村毎に異なっているわけではなく、家毎に異なっているようです。美味ですが、巣を採る時が危険ですからお気を付け下さい。亡母の実家の従姉が食べさせてくれたのが最初でしたが、アシナガバチの巣があると、必ずと言っていいほど、蜂の子を食べてきたからか、蜂に刺されると刺された部分がとんでもなく腫れてしまいます。こんなことにも、歴史が隠れていたなと、会津のキリシタンを研究していて考えさせられています。 ※スズメバチの子は大きくて火の通りが悪いので、避けた方が無難です。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2014.03.20 16:23:22
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