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テーマ:キリシタン(4919)
カテゴリ:キリシタン
【旧高遠藩領内の「三十三観音」石仏】 これは旧高遠藩領内のとある村にあるお寺の裏山に祀られている「十二番」の石仏です。合掌した観音菩薩の下部に子供が彫られていますが、この子どもは靴を履いています。 それだけではありません。左上に捧持されている鉾が、はっきりとした聖ペテロ十字になっています。ここの三十三観音に最初に出会ったのは2010年5月21日でしたが、もっとはっきりとした写真を撮りたくて、7月18日に再訪して、写真を撮り直してきています。この写真はその時に撮った写真です。 この村を訪ねて、「やはりそういうことか」と思わされたことがあります。会津ではそれほど多くない姓のお宅が、ある村に集中しています。その村には観音堂が建てられていて、境内に墓地があるのですが、その墓地にも気になる墓石が残っています。保科正之公にとって3000人の農民が武士に取り立てられて、山形最上経由で会津に入って来ているということを実感させられた一つのケースです。 そして、旧高遠藩領内の村々では、3000人が移住したということを皆さんがご存じです。会津ナンバーを見て、走って追いかけてこられた方もいらっしゃいましたし、とある村の集会所の駐車スペースに車を止めていたら、村のご婦人が声を掛けて下さり、色々お話をお伺いすることが出来たこともあります。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2014.03.25 08:50:49
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