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テーマ:キリシタン(4919)
カテゴリ:キリシタン
【福島県内のキリシタン】 これも昨日撮った写真です。前述の「子安観音」石仏と同じところに建てられていました。三日月が聖母マリアのシンボルですから、二十三夜の月が聖母マリアのシンボルになっても不思議ではありません。二十三夜の月は、全球の30分の7になりますから、所謂三日月形です。 ただ、この地域に「二十三夜の月待ち」の習慣が残ってるかどうかは判りません。いつかゆっくりこの辺りを巡ってみたいと思っています。また、会津にも「二十三夜」「廿三夜」「十十三夜」と彫られた石碑が野子追っていますが、会津の市町村史などには、二十三夜の月待ちを意味することは記されていても、その月待ちがどのように行われたのかに関しては、まったく記されていいません。 しかし、高遠町誌には「二十二夜」の月待ちが定められた場所で、月の出を立って待ち続ける習慣のことが記されています。これを「二十二夜のお立ち待ち」というそうですが、実際にこれが現在も行われているかどうかは判りません。ただ、江戸時代の文政期までは明らかに「二十三夜」の意味が福島県内に伝わっていたのであろうと思われます。 午前中、民俗学関連の文献と聖書神学関連の文献を箱詰めしました。これを貼り終わったら少し休憩します。徐々に、本棚が空になり始めました。中には、「ここにあったんだ」と思わず声を出してしまうこともあります。やはり、一般民衆の歴史を解明するには、民俗学の成果を参考にしなければならないと、最近、つくづく感じさせられています。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2014.03.27 13:57:40
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