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テーマ:キリシタン(4919)
カテゴリ:キリシタン
【会津の不動堂】 会津のとある村にある不動堂です。中に大きな剣が奉納されていましたが、右下に墨書きされている奉納者の村は、ここからかなり離れています。「昭和五年」と書かれていますから、この剣を奉納したときにはまだ、会津では自動車は普及していません。勿論バスもありませんから、汽車でここから一番近い駅まで来て、そこから山を越えたのかもしれませんし、健脚の方であればここまで歩いてこられない距離ではありません。ただし、途中の路はほとんどが山道です。 そして、奉納者の村がある一帯にもキリシタンの痕跡が残っています。そして、姓の下に「氏」と書かれていますが、伊那高遠では奉納者の十炉に「○○氏」と書かれたり、彫られたりしているものが少なくありません。もしかすると、奉納者の村にも「マキ」があったのかもしれません。 また、昭和五年ですから、農家に現金が置かれていたかどうかも少し気になります。「最近は、現金収入がないと暮らしにくくなったから。」とある方がおっしゃっていましたが、小生が子供の頃にも、亡母の実家の伯母は、時々農協へ出掛けていました。一緒についていくと、帰りにお菓子を買ってくれるので、楽しみに一里の道のりを歩いていったのを覚えています。そういえば、亡母が通っていた小学校は農協のすぐ近くにありました。電車に乗るには、現金がないと乗れません。 都会では考えられませんが、小生が子供の頃には亡母の実家の近くに商店は一軒だけしかありませんでした。それも酒屋さんでしたが、いつの間にか閉まってしまいました。それでも、最近になってあの道を通ったら、お店が新しくなっていました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2014.03.31 12:33:49
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