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テーマ:キリシタン(4919)
カテゴリ:キリシタン
【「子安観音」石仏と「二十六夜塔」石碑】 今日の会津盆地はいいお天気で暖かいです。雪も日影に少し残っているだけで、ほとんど解けてしまいました。今日の午後はこの部屋の本を箱詰めする予定です。いろいろな貴重な調査報告書などがあるので、とりあえず、小生の専門分野の文献が入った本箱を空にしようと思っています。 この石仏と石碑は、先日出掛けたところの、切り通しになったところの斜面に祀られていました。子供を抱いて、蓮の花を持っていますから「子安観音」であろうと思われる石仏です。そして、地形を考えると、この部分が切り通しになるまでは、小さな尾根を越える路があったのであろうと思われえます。そして、両側に村があるので、それぞれの村人がここを通って村を出入りするときに、この「子安観音」にお参りしていたように思えます。 そして、「二十六夜」ですが、この辺りにも「二十二夜」や「二十三夜」と彫られた石碑や石塔が点在しています。ですから、この辺りにも二十六夜の築町の習慣があったのであろうと思われます。そして、こうした月待は、伊那高遠にもありましたし、群馬県にも確実にあったと考えさせられっモノが残っています。 「キリシタン」と言うと、九州ばかりが想い浮かべられることが多いのですが、多くの研究者によって、北限は北海道であることが確認されています。現在は、北海道・東北・関東・中部と区分けされていますが、キリシタンの広がりは、現在のそうした区分とはまったくと言っていいほど、かなり広範囲に残っています。チャンスがあったら、新潟から日本海沿いを北上して、青森まで行き、帰りは出来るだけ海沿いを走って帰ってきたいと思っています。おそらく、かなりの数のキリシタンの痕跡に出会えるはずです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2014.04.01 15:45:36
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