|
テーマ:キリシタン(4919)
カテゴリ:キリシタン
【会津の「子安観音」石像】 これは以前にもここでご紹介している「子安観音」石像です。会津のとある道路脇に祀られています。この「子安観音」石像を少し離れた正面から見た時には、子供を抱いていることに気が付きませんでした。近寄って、上から見たら、膝の上に子供を寝かせていました。その時に撮った写真です。 この写真を撮ったのは2009年4月6日でした。そして、この一帯にもキリシタンが広がっていたことは判っていたのですが、こうしたものに出会うと、その思いがどんどん強くなります。会津は全域がキリシタンになっているように思えて仕方がありません。 この近くの村では、これを「子安観音」と呼んでいらっしゃるのだろうと思いますが、しかし『儀軌』に「子安観音」という観音菩薩が記されていない以上、これを仏教のものだと考えることは出来ません。「子供を抱いた観音菩薩像は、会津一円に多数残っていますし、人目に付かないところに潜っているということを耳にしたことがありました。 小生は潜っているものを焙り出そうとは思っていません。いつかそうしたことが自由に話をすることが出来るようになればいいと思っているだけです。そして、一番の願いは、蒲生時代だけでなく、加藤時代にも、保科松平家になっても、会津ではキリシタンが消えていなかったことをあの方々に知っていただければそれで十分だと思っています。歴史研究は、史実を探求する学問です。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2014.04.03 17:10:07
コメント(0) | コメントを書く |