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テーマ:キリシタン(4919)
カテゴリ:キリシタン
【会津の素朴な子安石仏】 会津のとある村に、「子安観音」が祀られていると聞いていたので、2009年になって出かけてみました。これがその村にあった「子安観音」せきぶつです。 素朴な石仏なのですが、胸の部分に細長い布状のものがあって、それが交差しています。これには本当に驚きました。最近のローマ・カトリック教会の神父さんはストラをこのように掛けることはないようですが、キリシタンの時代であれば、おミサの時にはこうしてストラを掛けていらっしゃったであろうと思われます。ですから、この書き込みの題には、「子安石仏」と記しました。 不思議な像が彫られた石仏です。上の写真でははっきりしませんが、下の写真では、子供の首のところに丸い襟があるように見えます。会津のあると頃にあった絵で、女性に背負われている子供の首に、プリーツの入った襟が描かれているものがありました。あの南蛮屏風に描かれている宣教師の襟と同じ襟です。ただし、子供を背負っている女性は複数描かれていました。 しかし、想像であのような襟を、抱かれている子供の首の部分に描いたとは思えません。絵には「明治二十年」と書かれていました。実に不思議な絵ですが、最後にあそこを訪ねた時には仕舞われてしまっていました。残念ですが、仕方がありません。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2014.04.04 15:06:01
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