会津キリシタン研究所

【会津の不思議な地蔵菩薩像】

　このお堂に最初に出会ったのは１９９９年でした。その時には、あまり気にならなかったのですが、会津に残っている「子安地蔵」に何体か出会って、この地蔵菩薩像の光輪のことを思い出して、２００９年に出掛けたときに、この写真を撮ってきました。

　気になったのは、光輪に何かを剥がしたように見えるところが３つあることです。会津の「子安地蔵」の光輪には、この部分にクリのようなものが貼り付けられています。大黒天が載っている俵にも彫られていることがあります。そして、この地蔵菩薩像も岩のような台座の上に祀られています。

　そして、このお堂は方位１１５度方向を向けて建てられています。ですから、お参りする方は方位２９５度方向を向いてお参りすることになります。それだけではありません。このお堂の裏に建てられている石塔が気になりました。

　また、墓地にも気になるモノが残っています。こうしたことは、ここをお読み下さっている方々は既にお気付きであろうと思いますが、丹念に村の中を探すと、すべての村に気になるモノがあると言っても過言ではありません。しかも、こうして現在も残っていますし、これだけの数の千羽鶴が奉納されています。