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テーマ:キリシタン(4919)
カテゴリ:キリシタン
【会津のとある村で見た夕暮れ】 去年の6月12日、車2台でフィールドワークに出掛けたのですが、帰りがけに夕陽で遠くだけが輝いていたので、思わずシャッターを切りました。あの日は、かなりの数の村々を次々と訪ねて、その先々でキリシタンの痕跡に出会ってきましたから、かなり疲れていたのですが、この景色が少し疲れを和らげてくれました。 会津でフィールドワークに出掛けると、走行距離が一日100kmは普通で、多い時は200kmを超えたこともありました。しかし、そうした特定の一帯にある村々を訪ねると、より鮮明に歴史が見えてきます。そしてそれを何回も繰り返しているうちに、まったく離れた場所にあるキリシタンの痕跡を理解することが出来たこともありました。 そして、旧高遠藩領内を巡り続けて、様々なモノに出会うことによって、会津に残っているモノやコトを理解できるようになりました。そして、旧高遠藩領内から保科正之公と共に山形最上経由で会津に入って来た家々が、会津のあちらこちらにあることも確認することが出来ました。 『新編会津風土記』に記されている、キリシタンであったが故に帰農した谷野又右衛門は、帰農する前には太田小太夫実次という名前の家老でした。保科正之公の時代から、キリシタンであることが発覚した武士は、帰農すればお咎め無しでしたが、そうした武士は谷野又右衛門だけではないことも見えてきました。おそらく、そうした家々には伝承が残っていると小生は考えています。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2014.04.07 18:43:39
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