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テーマ:キリシタン(4919)
カテゴリ:キリシタン
【キリシタン街道】 キリシタンを考える時に、重要なことがいくつかありますが、その中の一つは「路」です。これは、とある郷土史研究家の先生から教えて頂きました。その先生は、郵便番号の変化と道路の整備に関係があるとおっしゃっていたのですが、物流だけでなく、ひとの交流も路が非常に重要な意味を持っているとも教えて下さいました。 このお堂は通称「〇〇のオンバサマ」と呼ばれています。会津に住みはじめてすぐの頃に、この「オンバサマ」がキリシタンであることを地元の方から教えていただきました。あの頃はまだ、会津のキリシタンを研究していませんでしたら、あまり関心を持っていなかったのですが、それから少ししてこのお堂の中に入れていただくことが出来ました。 この写真を撮ったのは、2007年10月2日でしたが、疲れたので車の中でコーヒーを飲んでいたら、外から中通りの訛りが聞こえてきました。何だろうと思って外を見たら、若い女性が年配の女性と一緒にお参りにいらっしゃっていました。会津の訛りと中通りの訛り、特に郡山の訛りとは大きく異なります。それが不思議に思えていたのですが、最近になってある方からその理由をお伺いすることが出来ました。 「優婆夷」は「うばい」と読みます。在俗の女性の仏教信者のことですが、男性は「優婆塞(うばそく)」と言います。この扁額は、お堂の入口に掲げられていますが、このお堂は子宝に恵まれるために、安産のために、そして子供の健康な成長のために、女性がお参りに来るところです。そして、このお堂も不思議な方向を向いています。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2014.05.07 07:03:13
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